
歯並びのこと
歯並びのこと
永久歯がすべて生えそろった時点(計28本)で大人の矯正治療が可能です。開始時期としては、1番早くて12歳~14歳くらいには大人の矯正治療がスタート可能です。永久歯すべてをコントロールし、見た目も機能的にも将来的に安定した咬み合わせを作っていきます。
矯正とは、一般的には悪い歯並びをきれいに治す治療のことをいいます。歯並びの美容的な改善をするだけではなく、発音障害を改善すること、前歯で食べ物をしっかりと噛み切ることや奥歯で食べ物を噛み砕くこと、全身と噛み合わせのバランスを調整すること、歯のガタつきをなくすことにより歯の清掃性を良くして、歯の寿命を延ばすという予防的な効果も持ち合わせています。
Point1.女性矯正医による丁寧な説明と治療
矯正治療への恐怖心を少しでも和らげることができるよう、無理に進めたり、怒ったりすることはせず、思いやりをもって説明や治療を行います。
Point2.メンテナンスでむし歯リスクを下げる
矯正器具をつけるとむし歯のリスクが高まります。当院の歯科衛生士によるブラッシング指導やクリーニングを行うことで、安心して矯正治療を進められます。万が一、むし歯ができても、矯正医と歯科医師で連携して、今後のプランを立てることが可能です。
Point3.傷に対してのサポート
金具が頬や口唇に当たったり、こすれたりすると痛みを伴うことがあります。当院では、粘膜保護材をご用意しておりますので、ご自身で金具につけて頂くことで、緩和されます。
Point4.安心の料金設定
当院では診断時に、総額の治療費を提示しています。矯正料についても大学病院と同等で、地域に寄り添った価格を設定しております。お支払いのプランもスタッフと相談して決めることができます。
歯性上顎前突と骨格性上顎前突に大別されます。歯性上顎前突は、上下顎の骨格的なバランスに問題はなく上顎前歯が前方に突出している状態で、原因として指しゃぶり等の悪習癖が考えられます。骨格性上顎前突は先天的なものである場合もあります。
歯性上顎前突症の場合は、矯正装置のみで改善することが可能です。
抜歯は必ずしなければならないわけではありません。軽度な歯性上顎前突は歯列を後方に下げることで改善されますが、程度が著しい場合は抜歯が必要となります。
歯のでこぼこ(叢生・乱杭歯・八重歯)の原因は、顎と歯の大きさの不調和な関係にあります。顎が小さいことに対して歯が大きい場合に、歯が正しく並ぶのに必要なスペースがなくなってしまった結果、歯並びがでこぼこになってしまいます。
歯列を拡大したり、奥歯を後方へさげてスペースをつくり凸凹を整えていきますが、重度の場合は抜歯が必要になります。
まず受け口・しゃくれとは、噛み合わせが通常とは逆の向きになっていることであり、見た目でいうと下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。
基本的にはワイヤーを用い上顎歯列を前に出し下顎歯列を後ろに下げる治療になり、抜歯が必要な場合もあります。矯正治療だけでは改善が難しい場合や骨格的なアンバランスの改善(下顎をさげたい)をご希望の場合は、外科矯正治療(顎の外科手術を併用した矯正治療)の適用となります。
すきっ歯の原因は、主に顎と歯の大きさの関係にあります。顎が大きいことに対して歯が小さい場合に、バランスの関係上歯に隙間ができてしまいます。またむし歯や歯周病などが原因で歯を失ったり、歯がない状態が続いた場合にも隙間ができることがあります。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正を使用することで、歯と歯の間の隙間を埋めることが出来るように歯の移動をさせていきます。
開咬(かいこう)とは、奥歯はかみ合っているのにもかかわらず、前歯が噛み合っていない状態です。開咬の原因は、遺伝的な問題や幼少期に問題あることがあります。指しゃぶりの癖(どっちかというと出っ歯)や上下と前歯の隙間を舌で触ったり、押し続けてしまう癖が原因です。
矯正治療で対応できる場合は顎間ゴムを使ってワイヤーの治療をおこなっていきます。また小児の場合と同様に、根本的な解決を目指すために舌突出壁を克服する訓練も行っていきます。また程度が著しい場合や骨格的に問題があるなどの場合によっては外科手術を行うこともあります。
頬側矯正(ラビアル矯正)
従来から行われているワイヤー矯正の方法です。表側(頬側)にブラケットというワイヤーを通す器具を歯につけていきます。その後ワイヤーを細いものから徐々に太いものへ変えていきそのワイヤーの弾力の力で歯を並べていきます。昔はすべて金属でしたが、今は、ブラケットが白いセラミックの材質のものやワイヤーが歯の色に近い白でコーティングしたものが新しく出てきており、目立たなく治療を進めていくこともできるようになっております。
裏側矯正(リンガル矯正)
表側の反対で裏側に装置とワイヤーをつけて治す方法です。最大の特徴は、矯正やっていることがほぼ気付かれないことです。どうしても表側で装置がつけられない職業の方に向いています(CA(キャビンアテンダント)さん、声優の方など)目立たない最大のメリットはありますが、デメリットもあります。費用がやや高額になります。裏側矯正は1人1人装置をオーダーメイドして作っていきますので、装置代の費用が高価です。また治療も裏側からのアプローチになるので、歯の動きがとても繊細で、一気には動かせません。そのためトータルの治療期間が長くかかる傾向があります。そして個人差はありますが、滑舌が一時的に悪くなることがあります。その後ほとんどの方は時間とともに慣れてきます。また表側矯正に比べて歯ブラシが難しくなります。また下あごだけ表側にするハーフリンガル治療も行っております。下の前歯はあまり装置がついていてもあまり目立ちません。ハーフリンガル治療によって費用も治療時間、期間も少し抑えることができます。裏側矯正治療でも必要に応じて表側にも部分的につけることがあります。
マウスピース矯正
マウスピースを1~2週間に1回交換することによって歯を動かす方法です。症例によってすべてマウスピースのみで治療が終了してしまうものもあります。歯を効率的に動かすためにアタッチメントという小さな突起を歯につけたうえで、マウスピースを使ってもらいます(1日20時間~22時間は使用必須です)。とても目立ちにくく、歯ブラシも今まで通りできますので、しっかり毎日管理できる人であれば効率的な装置です。注意しなければならないので、抜歯するケースには不向きであること。細かいところに関してはワイヤーも併用していく必要があることです。
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矯正相談(無料にてお受けできます)
現在歯並びについてご不安な点やご希望をお伺いします。
お口の中を診て現状を説明し、大まかな治療方針、通院期間などについてお話し致します。1度のご相談でご不明な点がございましたら、2回目以降もご相談させて頂きます。初回に限らず、料金は頂いておりませんのでご安心ください。
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診査(¥22,000税込)
ご本人様の現在の状態を診断するための資料(歯型、レントゲン写真、口の中の写真等)を採取し、検査します。相談の際に、一部、レントゲン撮影を行って頂くと、矯正日以外のお日にちでも診査を受けることが可能な場合があります。なるべく患者様の負担にならないよう臨機応変に対応できるよう心がけております。
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診断(¥11,000税込)
検査結果をもとに、分析し、不正咬合を診断します。治療方針、治療期間、通院の頻度、費用を決定し詳しく説明致します。
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動的治療
永久歯列(おとなの矯正)
主にブラケットを装着して歯列全体の整列を行います。平均1ヵ月に1回の通院。
混合歯列(子どもの矯正)
装置の使い方や歯並びの状態を確認し、装置の調整を行います。平均1ヵ月に1回の通院。
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保定(動的治療終了後)
動かした歯が、後戻りしないように安定させる装置を作成します。通院頻度は減りますが、数年の期間を必要とすることもあります。
矯正相談 (カウンセリング) |
無料 |
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診査(歯型、 レントゲン、写真) |
¥22,000(税込) |
診断 | ¥11,000(税込) |
矯正料 第一期 (乳歯・混合歯列) |
¥66,000~¥360,000(税込) |
矯正料 第二期 (永久歯期)表側矯正(部分) |
¥216,000~(税込) |
〃 (上下) | ¥872,000~(税込) |
〃 裏側矯正(ハーフ) |
¥1,092,000~ (税込) |
〃 (フル) | ¥1,202,000~ (税込) |
〃 マウスピース矯正 (上下) |
¥817,000~(税込) |
調整料 (基本は来院毎、料金は治療の内容により異なります) |
¥5,500(税込) ¥7,700(税込) ¥11,000(税込) |
その他 (保隙、経過観察など) |
治療内容ごとに異なります |
保定装置料 マウスピース型 (片顎) |
¥11,000 |
保定装置料 リテーナー型 (レジン+ワイヤー) |
¥16,500~¥22,000(税込) |
※仕入れ代の高騰により価格が変動することがあります。ご了承ください。
※診査・診断時は、現金のお支払いとなります。
※矯正料、調整料を合算してのクレジットカード払いが可能です(但し¥25,000以上の場合)
一括払い、分割払いにて承っており、矯正終了日までにすべて支払い終えるようにして頂くことが条件なので、毎月のご負担を比較的少なくすることも可能です。
歯や歯周組織が健康であれば、何歳でも矯正治療はできます。10代の場合、骨の代謝が活発であり、治療期間が成人より短くなることがあります。逆に40代50代になると骨は皮質骨(骨の硬い部分)が多くなり、歯の移動が遅くなる傾向があります。