お子さんの歯のこと|サンセリテ内田歯科医院|大塚駅・南大塚駅 近くの歯医者

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お子さんの歯のこと

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お子さんのむし歯予防で大切なこと

お子さんのむし歯予防で大切なこと

Point1. 砂糖の摂取控えること

ミュータンス菌の大好物の糖分を減らすことでむし歯予防につながります。おやつは栄養補食として捉え、おにぎりやバナナ、芋がお勧めです。糖分の多いおやつは、グミ、マシュマロ、キャラメル、アイスクリーム、クッキー、チョコレート等です。だらだら食べさせないようにして、時間を決めるようにしましょう。また、ジュースやスポーツドリンク等も注意が必要です。

Point2. 保護者の口腔環境を整えること

保護者のむし歯を放置せず、治療することで、感染の機会を減少させます。また、定期的なメンテナンスを受け、口腔の衛生が良好であることが大切です。お子さんの模範となって、ブラッシング習慣や歯医者さんに通院することで、お子さんも自然と口腔への意識が高まることでしょう。

Point3. 歯質をつよくする

フッ素塗布はむし歯菌から作られる酸の生成を抑制する効果が期待でき、とくに乳歯や、生えたての永久歯にはむし歯予防効果が大きいとされています。3~4ヵ月に1回の歯面塗布をおすすめします。当院では高濃度のフッ素を保険の範囲内で塗布しています。ご家庭でも、低濃度のフッ素入り歯磨剤やジェルを併用することで、さらにむし歯予防効果が高まります。

Point4. 仕上げ磨きと観察

ミュータンス菌は歯垢(プラーク)に付着し、歯を溶かす酸を産生します。歯垢が残らないように、仕上げ磨きも行いましょう。小学生高学年までは、できる限り行い、よく歯を観察することで、歯並びやむし歯などの異変や変化に早めに気づくことができます。小さなことでも何か心配なことがあったら、歯科医師、歯科衛生士にご相談ください。

Point5. むし歯菌の感染を避ける

むし歯菌は人から人に感染します。とくに問題となるのがミュータンス菌で、一旦口の中に大量に感染するとなかなか排除できないという大きな問題があります。むし歯菌に感染しやすい時期は、生後6ヵ月くらいで、乳歯列が完成して、硬いものが食べられるようになる約2歳半といわれています。この間は赤ちゃんに使う箸やスプーンは専用のものにしたり、離乳食の際に咬み与えをしたりしないようにしましょう。

Point6. メンテナンスを定期的に受ける

口内の清潔を保ち、むし歯菌を排除します。歯が生え始めて、1ヵ月後くらいには、歯医者さんにかかって頂いて構いません。歯みがきの仕方や悩み事などご相談ください。小さい頃から、歯医者さんに定期的に通うことで、慣れていき、あまり怖がらずにお口を開けられるようになる子が多いです。また、小さい頃からメンテナンスに行くことで、あたりまえの習慣になって、大人になっても、自らメンテナンスに行く意識づけにもなります。

なぜ、予防することが大切なの?

むし歯や歯周病は、かかってしまったらもちろん治療が必要です。治療しなければたちまち悪くなってしまうでしょう。ではなぜ、むし歯や歯周病にかかってしまってからより、予防する方が良いのでしょうか?その理由は、「むし歯や歯周病というのは、一旦悪くなると元の健康な状態に戻すことが難しいから」です。しかも進行していればしているほど、健康な状態に戻すことが難しくなり、治療してもせいぜい「進行をストップする」ことしかできません。さらに、むし歯や歯周病というのは、一旦かかってしまうと再発しやすくなります。再発させないためには、それまで以上の努力が必要になります。

つまり、むし歯や歯肉炎を積極的に予防していくことが、健康な状態を保つ最も簡単で、かつ確実な方法なのです。

お子さんのむし歯治療について

お子さんのむし歯治療について
乳歯がむし歯に
なってしまった場合

むし歯進行抑制剤を塗布したり、むし歯の部分だけを削って、白い材料を詰めていきます。
(むし歯の状況によって治療方法は様々です。)

永久歯がむし歯に
なってしまった場合

むし歯の部分だけを削って、白い材料を詰めていきます。
(神経までに達したむし歯は神経を取り除く治療が必要です。)

いずれにしても、初めてのむし歯治療は怖いと思いますので、その子に合わせて治療を無理なく進めていきます。

お子さんのメンテナンスの流れ

1

カウンセリング

医師や歯科衛生士がご記入頂いた問診票を確認しながら、お口に関するお悩みや気になっていることについて伺います。

2

口内診査

むし歯や歯肉炎の状態、また、将来むし歯や歯肉炎になりやすそうな部分をチェックして、ご説明します(必要に応じて、口腔内写真、レントゲン検査を行います)。また、歯垢や歯石の付着量も確認します。

3

プロフェッショナルケア

お口の状態と生活環境に合わせて、食事アドバイスや正しいホームケアについて指導します。また、歯垢や歯石の除去、コーヒーやお茶、タバコなどによる歯表面の着色除去、フッ素塗布などを行います。

ブラッシング指導

ブラッシング指導

むし歯や歯肉炎の原因は歯垢です。この歯垢は丁寧なブラッシングによって、大部分を取り除くことができます。ブラッシングは、みがき残しを防ぐため、本本の歯を優しく丁寧にみがくことが基本です。歯の表面をみがくときは、歯ブラシを直角に当てて小刻みに動かします(スクラッピング法)。歯と歯ぐきの溝は、歯ブラシを45度の角度に当てて小刻みに動かし、汚れを掻きだすようにします(バス法)。いずれも力を入れ過ぎないように注意しましょう。また、お子さんが小学校3、4年生くらいまでは、仕上げ磨きをするようにしましょう。

デンタルフロスの指導

歯と歯の間の汚れは、デンタルフロスを使用すると落ちやすくなります。糸状のデンタルフロスは、歯と歯のすき間に通して汚れを落とします。ホルダーがついたフロスもありますので、使いやすいものを選択してください。小学生3、4年生くらいになったら、本人にデンタルフロスを使ってもらうようにしましょう。それまでは、仕上げで保護者がやってあげましょう。

PMTC(必要に応じて、超音波スケーラー、手用スケーラーを使用)

PMTC

毎日の歯みがきでは落ちない歯の汚れやバイオフィルムを、予防ケアのプロである歯科医師や歯科衛生士が、専門の器具と専用のペーストを用いて、歯面とその周辺の歯周組織から徹底的に除去していきます。このクリーニングによって、汚れの再付着の予防も期待できます。

4

高濃度のフッ素塗布

高濃度のフッ素塗布

高濃度のフッ素を定期的に塗布していくことで、むし歯予防に繋がります。当院では4ヵ月~6ヵ月に1度、塗布することで、むし歯の管理を行っています。

お子さんの矯正治療とは?

お子さんの矯正治療とは?

噛み合わせが悪いと、お口まわりの筋肉や顎の骨の成長に悪影響を及ぼすことがあります。また、成長期に歯並びが悪いと、骨格にも影響を及ぼし姿勢が悪くなってしまうこともあります。お子さんの矯正治療は、こうした成長過程で生じる様々な悪影響を回避し、お口を正しく成長・発育させるための治療です。

矯正治療には、6~12歳の間に行う初期治療(一期)と、永久歯が生え揃った後の本格治療(二期)があります。二期治療は大人の矯正と同様ですが、一期治療は個々の成長に合わせて土台からしっかり整える矯正を行います。顎の成長を適正にしていくとともに、正しい歯並びや噛み合わせを誘導していきます。
まずは、お口の状態を見せて頂き、一人ひとりのお子さんに適した治療プランをご提案させて頂きます。お子さんのお口のことで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
では子どもの矯正治療とはどのようなものなのでしょうか?子どもの矯正するタイミングとしては、いくつかのステージがありますのでその時のお口の状態とその時期と治療法について説明していきます。

乳歯のみの時期(乳歯列期)
(~6歳)

乳歯のみの時期であり、積極的に矯正治療で介入しにくい時期です。夜だけ使う柔らかい材料の装置(トレーナー)や指しゃぶりの癖を治します。経過観察や指導がメインになります。

乳歯と永久歯が混ざっている時期
早い時期(混合歯列前期)
(6歳~10歳)

上下の前歯4本(上下顎中切歯と側切歯)と6歳臼歯がすべて生え終わったあたりになると小児の矯正をできる時期になります。出っ歯さんや受け口さん、ガタガタさんは症状が軽度、中程度、重度のどの状態かを確認する必要があります。この時期に見逃してはならない方がいます。出っ歯(上顎前突)、受け口(反対咬合)、交叉咬合の方だけは必ず矯正の相談を受けてください。それはなぜかと言いますと、成長期にさらにひどくなるからです。そのためこの時期にちゃんと前歯の重なりを正常にしてあげて、成長期を迎えることによって悪化するのを防げる可能性があります。

乳歯と永久歯が混ざっている時期
終盤(混合歯列期後期)
(10歳~12歳)

ほとんど永久歯に生え変わってきており、残っている乳歯が少ない状態です。この時期にはそろそろ子どもの矯正治療もできなくなってくる時期です。この時期で始めるならば場合にはほぼ大人の矯正治療へ移行する可能性が高いです。その場合には今からやってそのまま継続で大人の矯正治療へ移行するかまたは今は治療を待って大人の矯正治療(12歳~)からスタートするかを患者様に選んでもらっております。この場合に急いで始めても、永久歯がすべて生えそろうまで待つことになりますので、時間と費用の無駄使いになる可能性がありますので、スタート時期は慎重に決める必要があります。

このような歯並びの子は矯正治療が必要かもしれません

チェックしてみてください。

  • 乳歯のみの時点でスペースがない→将来的なスペース不足
  • 前歯にガタガタがある→叢生
  • 出っ歯さんである(上下の前歯の差がとても大きい)→上顎前突
  • 上下の前歯に隙間があり、麺類が咬み切れない。『サ』行の発音が悪い→開咬
  • 受け口傾向である→反対咬合(要注意)
  • 上下の前歯が接していて同じくらいの位置にある→切端咬合
  • 自然にお口が閉じられない→上顎前突 or 上下顎前突
  • 上下の歯の真ん中が大きくずれている(要注意)→顔面非対称

子どもの矯正を行うメリット

  1. 永久歯を抜かずに矯正できる可能性がある
    大人になってしまうと、永久歯が生えそろっており、あごの成長も終えている状態です。そのため、矯正で歯をきれいに並べるスペースを作るには、抜歯が必要になることがあります。
    一方で、子どものうちに矯正を始めれば、まだあごは成長途中。あごの成長を促しながらスペースを作れるため、抜歯をせずに矯正ができる場合があります。
  2. むし歯・歯周病になりにくい
    歯並びが悪いと、ブラッシングでは届かない部分が多くなり、歯の磨き残しが目立ちます。そのため、歯垢・プラークが溜まりやすくなることも。結果として、永久歯のむし歯のリスクがあがります。
    お子さんの内から矯正治療をすると、将来的にお口のトラブルが少なくなる可能性があるのです。
  3. 笑顔に自信が持てる
    歯並びが綺麗だと、歯のことを気にせずに笑えるようになります。
    小さい子どものときは歯並びを気にしていなくても、思春期になるにつれて気になることもありえます。早期に矯正をすれば、お口元にずっと自信を持って生活できるようになります。
  4. 正しい咀嚼や発音が身に付く
    歯並びを整えることで、正しい咀嚼が身についたり、発音に影響を与えることもあります。
    歯並びは、咀嚼・発音と密接な関係があるのです。例えば、上と下の歯が嚙み合わないと、前歯で食べ物を嚙み切ることが難しくなります。さらに、前歯が噛み合っていない状態だと発音がしにくくなることも。
    歯並びを整えれば、食事のしやすさや滑舌も改善する可能性があります。

子どもの矯正を行うデメリット

  1. むし歯・歯肉炎のリスクがある
    矯正器具を装着することによる歯の磨き残しから、お口の異常が見受けられることもあります。器具のついているところはどうしても磨きにくくなるため、そこに歯垢が溜まってしまうのです。
    そのため、ブラッシングなど歯のケアは念入りに行いましょう。
  2. 治療期間が長くなることがある
    子どもの矯正は、あごの骨の成長が終わる15歳前後まで経過を観察する必要があります。そのため、矯正期間が長くなる傾向にあります。
    治療が終わる時期は、お子さんの年齢やお口の状況によっても変わります。矯正期間がどのくらいになるのか心配…という親御様は、ご相談ください。

子どもの矯正治療の流れ

1

矯正相談(無料にてお受けできます)

現在歯並びについてご不安な点やご希望をお伺いします。
お口の中を診て現状を説明し、大まかな治療方針、通院期間などについてお話し致します。
1度のご相談でご不明な点がございましたら、2回目以降もご相談させて頂きます。初回に限らず、料金は頂いておりませんのでご安心ください。

2

診査(¥22,000税込)

お子さんの現在の状態を診断するための資料(歯型、レントゲン写真、口の中の写真等)を採取し、検査します。相談の際に、一部、レントゲン撮影を行って頂くと、矯正日以外のお日にちでも診査を受けることが可能な場合があります。なるべくお子さんと保護者の方の負担にならないよう臨機応変に対応できるよう心がけております。

3

診断(¥11,000税込)

検査結果をもとに、分析し、不正咬合を診断します。治療方針、治療期間、通院の頻度、費用を決定し詳しく説明致します。

4

動的治療

混合歯列(子どもの矯正)
装置の使い方や歯並びの状態を確認し、装置の調整を行います。平均1ヵ月に1回~2ヵ月に1回の通院。

5

保定

(動的治療終了後)
動かした歯が、後戻りしないように安定させます。通院頻度は減りますが、数年の期間を必要とすることもあります。

小児矯正の治療費

内容 料金
矯正相談
(カウンセリング)
無料
診査
(歯型、レントゲン、写真)
¥22,000(税込)
診断 ¥11,000(税込)
矯正料
第一期(乳歯・混合歯列)
¥66,000~¥360,000(税込)
矯正料
第二期(永久歯期)
表側矯正(上下)
¥872,000~(税込)
調整料
(基本は来院毎、料金は治療の内容により異なります)
¥5,500(税込)
¥7,700(税込)
¥11,000(税込)
その他
(保隙、経過観察など)
治療内容ごとに異なります

※仕入れ代の高騰により価格が変動することがあります。ご了承ください。
※診査・診断時は、現金のお支払いとなります。
※矯正料、調整料を合算してのクレジットカード払いが可能です(但し¥25,000以上の場合)

一括払い、分割払いにて承っており、矯正終了日までにすべて支払い終えるようにして頂くことが条件なので、毎月のご負担を比較的少なくすることも可能です。

子どものMFT~口腔機能発達不全症~

最近では、「食べる」「話す」「飲み込む」「鼻で呼吸する」などのお口の機能が十分に発達していないお子さんが増えており(口腔機能発達不全症)、歯並びや呼吸、あご・顔面の発達に大きく関与し、全身の健康にもトラブルを起こすことが最近の研究で明らかとなっています。当院では、このお口の機能を向上させ、お口の機能が健全に発育するように働きかけるトレーニングをMFT;口腔筋機能療法に取り組んでいます。
また、お口の筋肉のバランスが整っている状態は、矯正治療の進行を早くし、治療後の後戻りも防止します。さらに、歯は舌と唇、頬のぶつかりあった位置に並びます。MFTを行うことで、舌や口腔周囲筋を訓練し、筋肉の調和のとれた状態の改善を目指します。

子どもの口腔機能は発達と獲得が常にあり、機能の発達が遅れていたり、誤った機能を獲得していたら、その修正を早い段階で行う必要があります。18歳までに適切な機能を獲得又は底上げを目指します。

お子さんのこんなところが気になっている

  • 指しゃぶりをしている
  • 口呼吸をしている(お口ぽかーん)
  • 唇を噛む
  • えくぼをつける癖がある
  • 舌を出す癖がある
  • 歯並びが悪い
  • 食べるのが速すぎる、遅すぎる

このようなことが当てはまる方は、上手く機能が発達していないかあるいは低下しているかもしれません。一度当院までご相談ください。

口腔機能の異常により引き起こされること

  • 指しゃぶり→上顎前突、開咬
  • 低位舌→下顎前突、反対咬合
  • 舌を前にだす癖→上顎前突、開咬、上下顎前突
  • 舌を横にだす癖→側方部開咬
  • 口呼吸、お口ぽかん→上顎前突、開咬
  • 唇を吸う癖(下)→上顎前突
  • 唇を吸う癖(上、上下)→反対咬合

口腔機能発達不全症の改善には、装置を使用するだけでなく、口唇の閉鎖力、舌のトレーニング等の習慣づけが重要です。

口腔機能検査機器

舌圧測定器

舌の力を測定します。

舌圧測定器

リットレメーター

口唇閉鎖力を測定します。

リットレメーター

※GC社より画像を引用

よくある質問

甘くない食べ物ならむし歯にならないですか?

甘い食べものよりは、むし歯になりにくいです。しかし、甘くないスナック菓子(ポテトチップス)のように炭水化物でできているものは、分解されて糖質になります。むし歯になりにくいですが、むし歯にならないを訳ではありませんので、しっかり歯を磨きましょう。

口の中に食べものを入れた後、すぐにお水やお茶を含みます。流し込んでいるようで、このままで大丈夫でしょうか?

食事中は、テーブルの上にお水の入ったコップを置かないようにしましょう。しっかり噛んでもらうように、保護者が目の前に座るようにして、正しい姿勢、噛み方を見せます。お子さんはよく保護者をみていますので、自然と正しく噛む習慣が身につくでしょう。また、よく噛むことで、唾液がでて、消化がよくなります。飲み物は、食後にだすようにしましょう。水分がないと食べるのが苦痛になる子も増えているようです。

小児矯正は何歳から受けられますか?

成長や永久歯の萌出の程度にもよりますが、7~8歳から矯正治療はできます。
10代の場合、骨の代謝が活発であり、治療期間が成人より短くなることがあります。
また、10代では歯周病になるリスクは極めて低く、歯の移動に適した年齢といえます。

最初に小児矯正に相談するのは、何歳くらいがよいのですか?

相談に関しては、特に年齢制限はありません。心配なこと、気になることがあれば何歳でもご相談ください。
当院では、だいたい7~8歳くらいに1度相談されることをお勧めしています。相談で、まだ矯正治療が早いお子さんは半年に一度の無料検診を行い、矯正治療したほうがよい時期の検診を行っています。ただ、矯正をいざ始めるとなると、適齢期であっても、お子さん自身が治したいという気持ちがないと続きませんし、保護者の協力も必要です。

小児矯正と大人の矯正はどう違うのでしょう?

お子さんの場合、顔の骨格が変化していく時期にしかできない矯正治療というのがあります。
とくに、受け口は下顎の過度な成長によって起こることが多く、小児の時期から受け口の予防をすることで下顎の過度な成長を抑制できる場合があります。出っ歯の場合も、下顎が小さいことで出っ歯にみえうる場合があり、その場合下顎の成長を促します。
成人の場合、顔の骨格の変化はほぼなく安定しているので、その骨格に合わせて歯並びを整えていきます。その場合、著しい受け口など顔の骨格に過度の変形などがある場合は、顎の形を修正する手術を併用して矯正を行っていきますが、ほとんどの方が手術なしで矯正治療のみで適切な歯並びにできます。